世界でもっとも固い食べ物は?
かつお節の発祥は、土佐与市が鹿児島県枕崎で作ったものといわれている。8世紀ごろから長い年月を経て日本の食文化に生かされてきた食材です。かつお節を薄く削るのは、薄く削ることにより、旨味成分のイノシン酸が98%も抽出できるようになるからです。かつお節の特徴として、まず薫香を感じ、次に塩味を感じ、最後に旨味を感じるのです。グルタミン酸の食材と合わせることでかつお節の旨味をさらに感じることができます。
出版社:化学同人社、著者:石川伸一氏他、書名:食感をめぐるサイエンス、総ページ数:331